すごいぞAI
こんにちは、晴田です。
今回はわかりやすいタイトルにしました。
今や、AIという言葉は、技術者だけのものではなくなってきました。
「ちょっと使ってみた」「実は最近助けられてる」
そんな声を聞くことも増えてきました。
私も最初、AIの文章を見たときに、思わず見入ってしまいました。
「おぉ……書いてる。しかもそれっぽい。」
人が時間をかけて考えて書くような内容が、ほんの一瞬で出てくるのです。
これは、文章を仕事にしている方としては、なかなかの衝撃だと思います。
積み重ねてきた時間の価値が軽くなったように感じた方もいるかもしれません。
AIの何がすごいかというと、「なりきり」が得意なことです。
先生にもなるし、作家にもなるし、占い師にもなります。
もちろん間違いもあるのですが、それもあたかも正しいように語ることがある。
それくらい、もっともらしい話し方ができてしまうということです。
うまく使えば、自分の視野や表現の幅が一気に広がる。
まるで、専門家をいつでも呼び出せる環境が手に入ったかのような感覚です。
ただ、注意が必要です。
というのも、AIは平気で間違えます。
しかも自信たっぷりな口調で。
正しさに自信があるのではなく、そう「見えた」からそう話しているだけ。
情報源が正しいとは限らないのです。
ネットの中には本当のこともあれば、でたらめな話もある。
それらを材料にして「それっぽくまとめる」ことは得意でも、真偽の判断はしていない。
だからこそ、使う側には見る目が必要になります。
AIは道具です。
どれだけ性能が高くても、扱う人次第で結果は大きく変わります。
よく「秘書」や「部下」と例えられますが、共通するのは、指示を出すのは自分だということ。
その前提があって、初めて力を発揮します。
指示があいまいなら、それなりの結果になりますし、チェックを怠ればミスもそのままです。
だから、判断力や確認の目は欠かせないのです。
使いながら思うのは、
「どこまで任せて、どこから自分で考えるか」
これを常に意識する必要があるということです。
AIはすごい。
でも、すごさを引き出すかどうかは、自分の問いかけと活かし方次第です。
一番大事なのは、
便利さに感動することと、冷静な判断を両立させること。
それが、AI時代を生きるうえでの基礎になると私は考えています。